アバンギャルドなはなし
年の瀬も近いと言うのに、年の瀬感がめちゃくちゃ薄くて、そのくせデパ地下はしっかりクリスマスだったので、なるほどハッピーホリデーじゃぁんって、思うだけ。お腹空きました。
2日かけてこの日記を書いたり消したりしてます。ちくしょー。
そんなわけで、週末はENTA!2観てきたよ。ようやく〜って感じでした。
なんか発言が自由すぎて笑っている。逆にレッドカードじゃなくて良かったね!?というのと、早くいろんな楽曲が音源化されてほしいんですけど、私はとりわけscandalousを待っています。よろしくお願いします。
馬鹿なフリならいつでもするよ
というのは、きっと耐え忍んできた彼らだからこそ紡げる言葉であり、あの一言にそれはもう鳥肌が立ったのであった。あと自担の振付はなんとも、なんとも、あの意味の深さ。と、意味を語る時の楽しそうな表情ときたら、そこだけで1時間ぐらい喋って欲しかった。はあ。アバンギャルド、という言葉がこんなに似合うんですね。前衛的。ふむふむ。
ENTA!2に一緒に入った友達が高校の時に出会った子で、知り合って15年。会うのも5年ぶりぐらいなのに、なぜかふぉ〜ゆ〜現場が再会の場。高校生やってた私たちはきっと想像もしてなかった。しかも同担になってた。笑い転げて死んだ。
高校生の時は、同じグループに所属してて、人よりちょっと仲良くなった。お互いマイペースというか、私は私でマイワールド全開だったので、良くも悪くも程よい距離感。そんな感じだったんだけど、卒業してからはまあまあ疎遠になってて、たまに友達が思い出したように連絡してくる。そんな感じ。
だから話題が積もるほどあるわけではないけれど、まあ、歳も歳だから喋る。私たちのすごいとこは、なんかあんまり隠さない。平たくいうと、心を許せる。ってこういうことなんですね。三十路にして思い知る。
そして、15年前の私たちはきっとこんな形で再会すると思ってないだろうし、自分たちの人生もさ〜〜〜こんな風になるなんて絶対思ってないだよ。ビビるよ。
なんだよ「結婚失敗した(バツイチじゃないよ)」から始まるLINEってどんだけぶっ飛ばすの。
再会早々、馴れ初めを語る彼女の横顔は、ほんと昔と変わることなく美しくて、たぶん5年前よりも綺麗だった。他人との共同生活ができない、って言ってたけど、そうじゃねえよ、って思いながら、ああでも結局どこまで行っても他人なんだよなって思った。
ENTAのコメディを思い出しました。
あれ、ほら、再婚相手の娘とか、初婚の時の息子とか出てくるのに、結局ひとりだけ旦那の連れ子でした〜みたいなオチ。
「あなただけ他人なの」ってことね。ふむふむ。
他人ってなんだろな。
やぁハッピーホリデー。
1年振り返ってみたら、なんだかはちゃめちゃだった。
はちゃめちゃじゃなかったの初夏だけです。あとずっとぶっ飛んでました。いや初夏は初夏で色々あったけど、それでも薄味(当社比)
大好きな人がたくさん増えた。
ら、めちゃくちゃ強気な私が牙を剥いた。んで、牙を折られた。
見えなかった自分に出会えたことが多かったなぁと思うのです。他人の欲に触発されることが多かった気がする。今も。
正しくあることは、そんなに正しくない。いや、正しいんだと思うけど、捻り潰されたら結局一緒なん。もう声を上げるのもめんどくさくなるよ。
グレーも呑み込め、この世界で生きるならもっと汚れろ、と言われるけど、おボスのアドバイスでも無理。
仕事終わりに、後輩ちゃんというか同僚ちゃんに呼び出され、ああハッピークリスマス、って思いながら、話を聞いて。なんか、それとなく。とんだクリプレが飛んできた。
こんなこと話してごめんね、じゃねんだよ、あんたみたいな思慮深い子を放っておいたらバチ当たるよ。という思いでボスにメールを綴ってきた。ごめんねおボス。
いろんな人の声が飛び込んでくる。
いかに日常の不満に気付けるか、その感覚を磨けって、とても偉い人が言ってて、ああなるほどなって。
気付くことも大事だけど、飛び込んできてもらえる人でありたいよね。
ね。
ということで、たたみます。
よいクリスマスをお過ごしください。