カウントダウンのはなし
6月です。
梅雨です。
早々に私は倒れましたが、季節の変わり目、ご自愛ください。
ということで
先日の金曜日ですが、クロスシアターに行ってきました。
DAY ZERO観てきたよ。
自担の単独主演現場ですよ。
さらっと感想を綴りますが
ネタバレを含みますご注意ください。
総じて言うなれば、福ちゃんは福ちゃんでした。
でもずっとかっこよ過ぎて目玉が足りなくなってしまった…。
★ ★ ★
一緒に行った友達は、結構展開が読めるところもあったりなかったりらしいのですが、
個人的には「ひええええええ」っていう1時間45分でした。
アーロンが切なかった。存外切なかった。
見たらいけない幻を、窓の外に見ちゃったのかな。
それとも、もう繋がることのない絆に絶望した?
多分どっちもあるような気がするけれど、後者の方が強いのかな、と思ったり。
あくまで脳が侵されているのは、そのトリガーに過ぎないような気がしている。
っていうと難しくなるんだけど、うーん。
たぶん私たちの日常にもそういうことって潜んでるのかなあと。
うすい絶望だけなら耐えられるけれど、その後ろに強い引きがねがあったり
抗えないような誘惑に負けると、壊れていくんかなあと。
この作品の中で、本当に孤独だった、最後まで孤独だったひと。
楽しいだけでは生きられないのね。
で、
福ちゃん、
ちょっとドキドキしてましたが、歌、今までと印象が違うなあと。
SHOCKやふぉ〜ゆ〜の舞台で聞いていた声と違うというか
よき意味で驚きというか新鮮でした。
だいたいエリートなのに不可抗力的にダメ男になったり立ち直ったり、て多くないですか。(個人的にはリペア大好きマンだから結構ツボい)
やるべきことを粛々とこなしていくかと思いきや、逃げの方向かーーーーい!!!って開始早々に清々しかったです。それを主人公がやるから。
けれど、当事者だけでなく、
その周りの人の苦悩。
どっちかっていうと、個人的にはそっちに気持ちが移ってしまったよ。
別れって、何にしたってそうなんだけど
簡単には送り出せない。
手を離したくない。できれば手を離したくない。
モリーの涙が切なくて美しくて、さみしかった。
出征というところは、きっと平和慣れしてしまった私たちには
どこか薄ぼんやりとしているかもしれないんだけれど、
たった1時間45分という中に、いろんなテーマが詰め込まれていて
ずっと気持ちが忙しなかったです。
とりあえず、会いたい人に会いたい。
まずそう思わせてくれるお話でした。
★ ★ ★
千穐楽まで無事に駆け抜けてほしい。
そして、この作品がまた次の扉への鍵になればなあと
思いまくってやみません。
終わるよ。